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伝統的技法や素材にこだわりながら新しい表現を創りだすアーティストを中心に紹介してきましたメグミオギタギャラリーは、この度、銀座金澤翔子美術館を開館する運びとなりました。

現在(2013年2月)27才の金澤翔子さんは東大寺や建長寺などでの揮毫、NHK大河ドラマ「平清盛」の題字など精力的に活動し注目されています。ダウン症というハンディとも思われる状況を克服し才能を開花したアーティストです。翔子さんの書は、書のジャンルに留まらない純粋な表現として多くの人々に感動を与えており、身体一つで創りだす翔子さんは天才と言っても過言ではありません。

母泰子さんは、翔子さんに障害があると知った時不幸に思ったと言います。しかし天真爛漫な翔子さんと過ごすなかで、翔子さんは悩むことがなく常に幸せに溢れているという事に気が付きました。
「柳緑花紅」(柳はみどり 花はくれない)というように、柳が蒼々と茂る様子に美しさを感じるのと同じく、翔子さんは純粋な気持ちで相手と向きあい、周りを自然と明るく幸せにします。また、力強く、生命感溢れる翔子さんの作品は、「生きる力」が最も大切なものであると感じさせます。
「生きる力」を表現し、身の周りにある当たり前の事がいかに大切かを気付かせてくれる翔子さんの作品は、今私たちが最も必要としているものなのかもしれません。

銀座金澤翔子美術館は、美術館としては決して大きくはありません。しかし傑作を常に展示し、じっくりとその一点一点と向き合ってもらえるような場所にしていきたいと思っています。いつも新鮮な気持ちで作品をご覧頂けるように、年3回の展示替えを行います。ここは交通のアクセスも良い銀座にあり、またリニューアルした歌舞伎座のすぐ近くなので、気軽にお立ち寄り頂けます。いつでも翔子さんの作品に触れ、「生きる力」を感じ取ってもらえればと思います。
銀座に翔子の美術館ができた。
夢のようなお話ではないか。
まだ翔子は二十代。
若輩の娘に美術館を開いてくださるのだから翔子は頑張らなくてはならない。
水際立った書を書かなければなるまい。
翔子は知的に障害を持つのであるから純度の高い魂からでる書を書かなければなるまい。
この美術館に来る方に、幸せになっていただかなければならない。
翔子は、皆が幸せになってくれないと困る。
なぜならば翔子はみんなに喜んでもらうだけが目的で生きているのだから・・・
翔子の無心の魂には愛だけが満ちているのだから。

「この世は愛だけに満ちている」と翔子の書が教えてくれるでしょう。

どうぞごゆっくりご覧ください。


                  金澤泰子
開館時間 | Opening times
11am - 7pm

休館日 | Closed
日曜日•月曜日•祝日 / Sunday, Monday and Public Holiday

入館料 | Admission
一般¥500 / Regular 500yen
小学生¥300 / Students[elementary school]300yen
小学生未満 無料 / Less than a schoolchild Free


★別館「銀座金澤翔子美術館 修善寺」の情報はこちらから

※銀座金澤翔子美術館はMEGUMI OGITA GALLERYが運営しています。
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